円楽が行く!落語歩き江戸はじめ

円楽が行く!落語歩き江戸はじめ

お知らせ

【再放送日時】
2016年9月19日(月)よる7:00~8:54放送

番組概要

6代目三遊亭円楽が春香クリスティーンと共に落語の舞台となった深川の街を訪ね、そこに育まれた歴史と伝統を紹介。

江戸庶民たちのリアルな生活がもとになっているという落語から江戸っ子たちの粋でいなせな本音に迫ります。また、三遊亭円楽が深川を舞台にした落語を披露します。

徳川家康が江戸に入った頃は、葦(あし)の繁る砂州だった深川一帯は、やがて、木場や江戸前漁の拠点として成長。明暦の大火以降は、隅田川に永代橋が架けられ、寺社仏閣が移され、江戸の新興地として発展しました。
武士や商人が多い江戸城下に比べ、多くの職人や庶民が暮らす長屋が立ち並ぶ深川は、現在でもランドマーク・富岡八幡宮の門前町として江戸っ子たちを魅了しました。参詣者のための屋台や茶屋も多くでき、江戸有数の観光スポットだったのです。

<江戸庶民の憩いの場・富岡八幡宮>
富岡八幡宮は、3代将軍家光の頃・1627年に創建され、“深川の八幡様”と江戸っ子たちに愛されてきました。深川八幡祭りは、「江戸三大祭」のひとつで、庶民の祭りとして今も夏の風物詩。多くの江戸っ子が集まり、永代橋が落ちたというエピソードも。浮世絵には勧進相撲に興じる庶民や辰巳(たつみ)芸者たちなどが多く描かれています。
江戸っ子たちのワンダーランド・富岡八幡宮の境内を散策します。さらに、すぐそばにある成田山別院の深川不動堂も訪ねます。

<漁師町ならではの江戸前グルメに舌鼓>
江戸前の海が目前に広がる深川は、漁師町でもありました。今も人気の“深川めし”は、江戸時代は炊き込みではなく、漁師が食べたぶっかけめしでした。魚介の保存食として食された佃煮や、ねぎま鍋など、江戸前の味を堪能します。
そのほか、伝統の匠の技、江戸の和船や再現された長屋体験など、今に受け継がれる江戸の魅力を、三遊亭円楽の落語と共にひもときます。